◆自転車ロードレースのドーピング問題
ジメジメと暑い日が続きます。広島は本日梅雨入りしたようですね(撤回される可能性もありますが)
本日の休憩時間にお客さんから借りた本タイラーハミルトン著「シークレットレース」を読了しました。自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」ってのをご存知の方も多いと思います。そのツールドフランスでドーピングがはびこりランス・アームストロングと言う偉大(とされていた)な選手もドーピングに大いに関与していたっていう告発本です。
私も自転車に乗るのが大好きでした。カナダ-アラスカはマウンテンバイクで旅行しましたから。そして結婚して嫁さんの実家である東京に行ってからもロードバイクを走らせて週末は160㎞ほど走ってました。
ツールドフランスも楽しみで試合のある3週間はテレビの前でずっと観ていました。私が丁度のめり込むように見ていた時代のお話が語られています。翻訳の児島修さんが非常に上手く翻訳されていて読みやすい本でした。
自転車界にドーピングが蔓延してるってのは知ってたし、実際レースの後に陽性反応が出て優勝が剥奪されるなんて事が多々あって急激に熱が冷めてレースを見なくなったのだけれど、こんなに簡単にドーピングが繰り返されていた事は驚きでした。
自分の元気な時の血液を摂っておいて、自分が弱った時に血液ドーピングするのはその当時から言われていたので割と誰でも選手がドーピングをしているのは知っていたのでしょうね。
プロスポーツ選手が薬漬けだなんて格好悪いと思うのですけどね。大好きだったヴィノクロフもやっぱりドーピングしてたんだ。
◎商売でもドーピングがある?
商売でもね、ドーピングのように楽に稼ぐ方法はあるのですよ。人気の出そうな商材を見つける嗅覚さえあれば、いち早くそれを見つけてブームに乗り・波が引いた頃にはサッと引いてまた次の波(商材)を待てば良い。そういう嗅覚に長けている人はいると思います。
しかし私は今の仕事を死ぬまでやりたい。コロコロと商売を替えるのは私の性格には合いません。ただ鍼を打つだけでも、開業初年度の私と今の私では全く違う事をしています。鍼を打つと言うシンプルな行為であっても奥は深いのです。今の私には経験に裏打ちされた技術があります。
10年後、20年後の私は今とは全く違う鍼灸施術をしているかも知れない。その変化が面白いのです。自分が今後どう変わって行くかを自分自身が非常に楽しみなのです。
私は「職人」って単語が好きです。愚直に真面目に培ってきた技を持つ人と解釈していますが、その職人の技をもっと磨きたい。その思いで毎日仕事をしています。
余り真面目すぎるので儲からないんですけどね。もうちょっと儲け方があるような気もするのですが、商売人にはなれないのですよね。だから個人商店で真面目に仕事をしている人を見ると応援したくて堪らなくなります。自分と同じ匂いを感じちゃいます。
儲からないけど継続するお店を目指してやって行こうと改めて思わされた一冊でした。それにしても儲からん。
◎住所 広島県安芸郡海田町南本町6-3コーポタカヤマ101
◎電話 0825552099
◎定休日 日曜日(詳しくはHPで確認下さい)
◎駐車場 1番と2番