先生なんて呼ばれて喜んでる人生なんて寒気がするぜ

◆先生なんて呼ばれてええ気になるな

狭い鍼灸院の中にふんぞり返って先生なんて呼ばれて悦に入る人生なんて寒気がする私ですが、最近の自分がおぞましい先生に成り下がっている気がして、自分自身が恐ろしい気がしていたのです。

確かに狭い鍼灸院内にいる限り、私は先生であり続けることが出来るのです。私を頼りにするお客さんしか来ませんし．私の腕を買ってくれる人だけが集まりますから。でもそれって「狭い部屋にいる限り」って限定付き。一足外に出れば当然ながら普通のオッサンです。

そこを十分に理解していないと恥ずかしい人間に成り下がってしまいます。だけどね、心が弱っていると先生と呼ばれて喜ぶ人間になってしまうのですよ。嫁さん以外にも注意してくれる人がいるので何とかなっていますが、自分の弱さに負けてしまいそうになります。

人間には偉くなりたいとか．敬われたいと思う気持ちが根底にあるのでしょうね。テレビの中に映っている先生と呼ばれる人を見ると拒否反応を示すのに、自分の心の中に同じものを欲している気持ちがあるなんて恐ろしい。

◆勘違いしないように気を付けてます

本当は環境を大幅に変えるために鍼灸院の引っ越しをしたいのですが、そうもいかず。気持ちを変えていく為に院内に流れる音楽を変えてみたり時間がある時にはなるべく外に出るようにしています。

とにかく今は新しいことに挑戦したいのです。カナダ旅行も良い刺激になっています。20代の時のように自転車旅行と言う訳にはいかないけども、今やらないと絶対に後悔をする事柄の一つです。まだ老け込む年じゃありません。冒険心も挑戦心も有り余っているのです。

こんな仕事をしていると説教臭くなったり行動を諭したりすることが多いのだけど、本当は無茶をする奴が大好きなのですよ。無謀とか止めとけとか言われると絶対にやってやるぜと思ってしまうタイプの人間なのです。

オレの人生、オレがやりたいようにやって何が悪い。自分が考えて行動した結果が人生の終着点だったとしても、それがオレの人生なんだと考えて行動してました。

今は家族がいるからそこまで過激な考えは持っていないけども、妙に小さくまとまった奴見ていると面白くないなと思ってしまいます。

生きの良い若造は好きです、自分が何者か全く分かってない人間は見てて楽しくなります。うちの鍼灸院で好き勝手されたら当然ガツンと行くけど応援したくなるのはこんな奴らです。あ～、オレも先生なんて呼ばれて随分トゲが隠れてしまっているなぁ。もっとトゲを磨かなくっちゃ。

◆殻を打ち破ります！

何だか最近、小さな殻に閉じこもっていたように思います。小さくまとまっている場合じゃないや、もっとやりたいこと沢山あるのに。今は殻の中で手足をバタつかせている状態なのですが、きっと私の事なので殻を打ち破って出てくると思います。

説教臭いオッサンもオレの側面だけど、もっと違う自分もいるのですよ。いや、確かに居たのですよ。年齢を重ねて丸くなって良い部分はあるのですが、捨ててはいけないトゲもあります、もっと弾けなきゃ！鍼灸院のブログで何を書いてんだと自分自身が思ってるけどここは明言しておかねば。

新しいことに挑戦すること止めたら、そっからジジイまっしぐらですよ。外見はともかく、心までジジイになりたくありません。何だか書いてて決意表明みたいだな。とにかくね、やりたいこと沢山あるからドンドンやってくぜって事です。これ以上書いたらもっと過激なこと書きそうなので、これで終わりにしときます。