昔は残業が当たり前だったけど
私がサラリーマンとして働いていた20年前は、残業するのが当たり前でした。勿論、「サービス残業」。医療薬のプロパーとして開業医さんにお薬の営業をしていたその頃、確か終業時間は17時15分だったと思います。
だけども開業医は18時半まで空いていて、在庫切れになったお薬を持って来いとか(当時は営業マンが配達マンも兼ねていた)当たり前だったし、先生のお仕事が終わってからお話をする時間を頂くので営業所に戻るのが20時なんて当たり前でした。
そこから見積もりを作ったり翌日配達する薬の入力作業をしたりで21時・22時なんてザラ、更には薬価改正前には夜中12時・1時まで仕事をしてました。それでまた翌日8時から会議だなんて恐ろしい時代でした。
その頃一番多く働いていた月で残業100時間くらいだったかな。36<サブロク>協定には違反しているけども、今回の「月上限100時間未満」ってのはちょっと酷いですね。
自営業者はサービス残業ばかり
自営業者である私には残業という言葉はありません。しかし仕事は9時から始まるけども、少なくとも8時には仕事場に入ってる。週休2日のサラリーマンとは違ってお休みには日曜日だけだし、昼休憩も仕事しているので週40時間労働のサラリーマンよりは確実に2倍は仕事場にいます。
週に1度のお休みの日曜日にも必ず仕事場に顔を出して内勤作業をしているので、そういう意味では社畜かも。
うちのお客さんである飲食店経営者も、夜だけの飲み屋さんなのに午前中から仕込みをする方がいます。9時には仕事場に入って終わるのが11時。毎日14時間労働です。お休みの日も仕込みをすると言っていたので仕事一色の生活だわ。
でも自分の好きな事やってるから「やらされている感」は無いのですよ。この自発的にやっているか・やらされているかの違いが大きいのでしょうね。時間外労働が嫌だなんて言っていたら自営業者には絶対になれません。
サラリーマンが嫌ならさっさと逃げ出そう!
自営業者は自分が選択した好きな仕事だから、仕事場に長くいても収入が低くても何とかやっていけます(確定申告終わりました、去年は心房細動手術もあって収入減ったよ~!)が、サラリーマンは自分が選択したと言うよりも、入れてくれた会社にとりあえず入った感が強いですよね。
私も大学卒業したてのサラリーマン時代は仕事を舐めてました。給料に見合う分だけの働きをしていたとはとても思えないな。4年間働いただけで逃げ出したので自分にサラリーマンの才能があったのかは分かりませんが、あのままサラリーマンを続けないで本当に良かったな。
会社を飛び出してバックパッカーとして海外に行ってみたら、価値観なんて無限にあると分かったし、こうして自営業者の末端として何とか暮らしていけるのだし本当に逃げ出して良かったと思っています。
全く世間のことを知らない高校生や大学生が、いきなり就職活動して社会に入って行くって道しか無いのが恐ろしいわ。仕事なんて細かく分ければ何万・何十万って種類があるのです。どんな仕事場自分に合っているのか確認もせずに就職活動しようと言う今の社会が間違っているのです。
会社の言いなりになって残業しまくって過労死するくらいなら、すぐに仕事を辞めるべきです!
逃げ出せ、きっと希望はある
何度も言うけれど、仕事が合わないと思ったら辞めれば良いのです。仕事なんて星の数ほどあるのだから、どこかに自分に合う仕事がある筈です。残業し過ぎて過労死だなんて、誰にも誇れないし、誇る前に死んでますよ。
仕事が大好きで残業なんて苦にならない人はそもそも残業云々言わない訳だから、残業がキツいと思っている人は心が仕事を拒否してるサイン。無理をして続けていても良いことにはなりませんよ。
当院は鍼灸院なので首や肩・肩甲骨周りのコリを気にして来院する人が多いのだけど、かなりの確率で仕事のストレスからコリを発症している方が多いのですよ。治療院に来院して身体が軽くなったと帰ってくれるのだけど、仕事をしたらすぐに元に戻ると言う方も非常に多いのです。
そんなストレス満載で人生を歩むよりは、一旦リセットして人生見つめ直す方が長い人生楽しく過ごせると思うのですよ。一考してみてはどうでしょうか。
立ち上がれ、残業に苦しむサラリーマンよ。そこに明日は待っているぞ!
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