◎捻挫をしたら
先週、嫁さんが捻挫をして帰って来ました。
うちの嫁さんは週に一回、近くの公民館で「ビーチボールバレー」をやっており、その時に着地時に捻ってしまい、捻挫したようです。
固定テープでガチガチに患部を巻いて戻って来た妻。見るからに痛々しいです。捻挫は腫れが引くまでの間は動かしてはいけないし、治療も不可と思っている方が多いでしょう。実際、捻挫を起こした場合にはRICE処置を行うよう指導している本やインターネットページは多いです。アイシングでしっかり冷やして、テーピングで固定をして、安静にしてって奴です。
確かに冷やすのは賛成です。でも冷やす場合には必ず温めることもセットで私は指導しています。アイシングで冷やすと痛みは引きますが、血流が悪くなるので必要な酸素や栄養が運ばれません。これでは完治までに時間が掛かってしまいます。
◎捻挫と鍼灸
当院に通うスポーツ選手のほとんどは捻挫の腫れが引いてから当院にいらっしゃいます。捻挫の多くが内反捻挫(足首を内側に捻る捻挫)なのですが、腫れが引いている場合には膝の外側にある長・短腓骨筋を中心とした施術を行います。
そして意外なことに捻った直後でも鍼灸治療は可能です。
今回の嫁さんの捻挫も内反捻挫でした。急ぎテーピングを外し、鍼灸治療。腫れが酷いので、腫れている部分には大きめのお灸のみ。
少し小さいです。
膝の外側の外くるぶしの下の方に数か所、熱を取るための大きめのお灸をします。お灸は熱を入れるお灸が一般的ですが、逆に熱を取る事にもお灸は使います。その後、腫れている部分には触らないように膝の外側の筋肉を中心に鍼治療。治療後はアイシングをして、その後は湿布を。
自宅ではお風呂場の風呂桶に氷を入れて、5分ほど冷やしたら今度はお風呂で十分に温めます。それを何度か繰り返し、血流を良くしてあげます。
翌朝まだ腫れているので再度鍼灸治療。それを夕方にも行うとかなり痛みが引いたようでした。
鍼灸治療をすれば一発で復活!とはなりませんが、治りがかなり早いですよ。早めに何度か治療するのがポイントかな。
肉離れなどでも、全く歩けないような痛みや筋断裂では手の出しようがありませんが、足を付くと痛みが出る程度の肉離れならすぐに鍼灸治療可能ですよ。
中学生や高校生の場合では、本人が肉離れかも知れないと思っていても、実は大したことないケースも多いものです。
鍼灸治療は時間を掛けて、じっくりするものと思っている方が多いようですが、こうした急性期の疾患にもお役に立てるのですよ。捻挫や肉離れにも鍼灸を。
ゆうこん堂はスポーツ選手も多く来院されています。
皆様のお役に立てることが出来るよう、これからも頑張りますね!
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