【深層筋】身体の奥にあるピンポイントな痛みも鍼灸なら対応可能

◎スポーツマンへの鍼灸

スポーツ選手が当院にいらっしゃる場合、定期的なメンテナンスとしていらっしゃる場合もありますが、大抵の場合には痛みがある箇所が特定しており、その痛みを取って欲しいとやって来ます。痛みがあるとレースに響きますし、最悪練習さえ出来なくなります。

スポーツマンは日々の練習の積み重ねあってこそ本番で自分のパフォーマンスが発揮出来るわけですから、要求されるレベルは高くなります。私は本人が主張する痛みがある箇所から類推される筋肉を辿って、損傷の深い部位に鍼を刺していく治療方法を行っています。

よく、

「どうして痛みがある箇所を直接打たないのか」

「触っただけでどうして痛む箇所が分かるのか」

と質問を受けますが、触っただけでどうして分かるのかと問われると一応解剖学の教科書が頭に入ってますからね。どこが痛いのか、どんな動作で痛いのかをお聞きすればどこの筋肉が損傷を受けているのかは分かります。

その筋肉の走行を追って行けば弱っている個所は見えてきます。それに加えて鋭敏な指先がピンポイントで弱っている個所を探してくれます。その筋肉の中で一番弱っている個所を探してあてる指先を鍛えているからです。

師匠からは指先がレーダーとなるまで揉めとか、指先に目を付けろと言われていたので、ひたすら揉んだ成果ですと言う他ありません。

痛みがある箇所を直接打たないのかという質問は答えられますが説明しても分かってもらいにくい。

膝の膝蓋の中の方が痛いと言われても鍼を打ちようがありません。膝蓋が痛いのは、弱って固くなっている筋肉が膝蓋の中を走行して下腿の脛骨に止まっているからです。

実際に弱っているのは太ももの大腿四頭筋です。なので太ももの前面が刺鍼部位となります。痛い場所が直接刺鍼部位であることもありますが、それ以外も当然あるのです。

足を引きずるくらい痛めて来院される方もいらっしゃり、そんな方は鍼の刺激が強くなります。ズンと重い感じがするのでそれを痛いと表現される方もいらっしゃいます。でもズンと響くのはその部位が弱っているから。翌日楽になりますので、楽しみに待っていて下さい。

当日はダルいばかりですが、若い人は翌日の昼には、年齢を重ねた方は2，3日後から楽になってます。楽になるまで少し時間が掛かるのは当院の特徴です。

◎全身に鍼を打つ

これは一般の方も同じなのですが、当院では部分治療は一切行っていません。例えばサッカーをしているからと言って足だけしか使わない。なんて事はありませんよね。痛みがある個所は太ももや脹脛（ふくらはぎ）かもしれませんが、その他の部位が損傷がない訳がない。

だってバランスを取るスポーツなので臀部や腰の筋肉も使いますし、ヘディングもあるし、腕を使ってバランスを取ったり急激に動くのにも肩甲骨周りの筋肉も使う。

痛みのある個所だけ施術をして痛みが無くなったとしても、その他の部位はケアされていません。痛みは無いけども弱っている筋肉、次に痛みが出る予備軍として残ってしまいます。

痛みが出ないうちにケアを行い、ケガなく競技を続けて貰うのも私の仕事。症状を訴える部位を重点的に刺鍼することはありますが、ピンポイントだけに鍼を打つ部分治療は一切行っていません。

◎弱っている個所ををピンポイントで狙う

私の鍼は弱っている筋肉をピンポイントで狙うので、少し刺激が強いことがあるかも知れません。それでも何とかして欲しいと思う方に来て頂きたいのです。とにかく鍼が怖くて仕方がないって方は別の刺激の少ない鍼灸院に行かれることをオススメします。

私としては痛いのは嫌だけど今ある症状を何とかしたい、って方に来て頂きたいのですよ。施術をする私も一人一人真剣に施術を行っています。施術を受ける皆さんにも何とかしたいと言う気持ちを強く持って頂きたいのですよ。

でもね、刺激に敏感な若い中学生・高校生が通ってくるのですからそんなに酷いことはしていませんよ。覚悟の決まった方は、どうぞお電話をお待ちしております。鍼の面白さを体験出来るかもしれませんよ。

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