◆常連さんからSOS
本日近くのお好み焼屋の店主がSOS電話。
原付バイクで配達していると首と肩が痛くて後ろも向けないとのお話。
この方は開業1年目の、しかも一桁台で治療にいらしてくれた超常連さん。
身体はずっと触っているので、考えずとも鍼は動いて行きます。
お話をしながら次々と鍼は身体に入って行きます(1回1回鍼を抜くので身体中に鍼が刺さっている状態ではありません)
この方のお好み焼屋さんは大変繁盛していて、焼き方が3人もいます。
次々と焼かれるお好み焼きを店主さん自らが原付バイクで海田町のみならず船越や中野や矢野町まで配達してくれます。
ずっとヘルメットを被っているのでヘルメットの重さで首と肩に負担がかかります。
極度の肩こりで首と肩の筋肉はパンパンに。
その固まった筋繊維を切り裂くように鍼を入れて行くと、ズンズンと響くのですが翌日からす~っと楽になるのです。
カチカチに凝り固まった筋肉をマッサージなどで緩めるのは容易じゃありませんよ。
その場は緩んだ気になるのですが、終わったらすぐに元に戻ってしまいます。
鍼灸ならば身体の奥にある筋肉(インナーマッスル)まで届くのでシブトイ凝りにも対応可能です。
コリが和らぐと同時に身体がポカポカと温かくなるのは血流が良くなっている証拠ですよ。
◆味だけじゃない、気配りの良さも良い店の印
まだお好み焼屋をオープンして3年なのに、近所では一番のお客さんの多さ。
細かい気配りの出来る人は何をやっても上手く行くのですね。
いつも店内は綺麗に掃除されているし、女性が3人もいるので(奥さんと娘さん2人、娘2人は一卵性双生児)女性が入りやすいお店になっています。
この店主さんには配達の他にももう一つ大事な仕事があって、お店が終わった後に2時間掛けてお店の鉄板をゴシゴシと洗うのがお仕事。
鉄板が綺麗じゃないと美味しいお好み焼きが作れないってのが店主の持論です。
なので、綺麗にしようと踏ん張るから腰と背中が張るし、腕も使う。
当然痛むのは全身です。部分治療しか行わない治療院は、そういう所を見逃すのでしょうね。
私が仕事内容や趣味まで聞きたがるのは、その人の生活習慣が聞きたいから。
もしかしたら見落としがあるかも知れないし、少しでも良くなって欲しいので情報を少しでも集めたいのですよ。
本人が訴えている首と肩の凝りを取ればそれで施術は終わりじゃありませんよ。
本人が自覚をしていない個所も診て、痛みが出る個所を事前に防ぐのも私の仕事。体調管理を任されているのだから、見落としがあってはなりません。
本日もガッチリ全身治療で満足してお帰り頂きました。開業以来ずっとご贔屓にして頂いている事に感謝です♪